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2012年2月

2012年1月の職場の教養-①『 縁の中に生きる 』

◇ 縁の中に生きる ◇  『職場の教養』 1月号 1月18日(水)の記事より

 

 森信三氏は、「人生二度なし」を根本信条とした、明治時代の哲学者・教育者です。大学で教鞭を執るかたわら、各地で公演を行い、多数の著書を著すなど、世に人生の指針を示しました。その森氏に、次のような言葉があります。

「与えられた人と人との縁をよく噛みしめたなら、必ずやそこには謝念が湧いてくる。これはこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい」

 世界の人口は現在、約七十億人ともいわれます。その中にあって、私たちには何らかの理由で出会うこととなった人たちがいます。

 このような、まさに天文学的な確率の中で発生した縁を、私たちは改めて見つめてみる必要があるのではないでしょうか。

「人事異動で席が隣り合った縁」「上司と部下の間柄となった縁」「取引先の新任担当者との縁」など、当たり前と思っている関係について、一度ゆっくりと考えてみましょう。感謝や謝罪などの念が湧いてくるはずです。

 縁あって知り合った者同士、謝する心を忘れずに生きたいものです。

 

 今日の心がけ ◆ 自分に関わる人々に感謝しましょう

2012年1月の職場の教養-②『 肚を据える 』

◇ 肚を据える ◇  『職場の教養』 1月号 1月20日(金)の記事より

 
「この海を越えて世界を見て回りたい」という夢を持ち、世界最年少でヨットの単独無寄港世界一周を達成したのが、海洋冒険家の白石康次郎です。この偉業の陰には、亡き師匠の「ヨットは楽しむもの」という言葉がありました。

 荒れた海で転覆しそうになった時でも、平気な顔で酒を飲む師匠の姿に氏は触れました。そして<様々な困難を体験し、それを一人で乗り越えた苦労があったからこそ、あらゆる状況で楽しむことができるのだ>と気づいたのです。

 物事の本当の楽しみは、逆境を乗り越える中から生まれるといえます。しかし苦しさや辛さから逃げ出したくなるなることは、人としてよくあることです。まずは「乗り越える」の前に、「逃げ出さない」と肚を据えることでしょう。

 逃げ出さない意思を自分の中に据えると乗り越えるための気力・体力が満ちてくるものです。自身に漲る「力」は、困難克服への必要最大の要件です。

「逃げ出さない」「乗り越える」を何度か経験した後には、先の師匠のような境地に近づく道が生まれるかもしれません。負の状況を楽しむ道を探りましょう。

 
 今日の心がけ ◆ 肚を据えて事に当たりましょう