第349回 尾道市倫理法人会 モーニングセミナー「繁栄の条件Ⅱ」
第349回 尾道市倫理法人会 経営者モーニングセミナーのご報告
・ 日時 : 平成22年8月12日(木)
・ 講師 : (社)倫理研究所 法人SV
(株)メディック太陽 代表取締役会長 上村 國喜
・ テーマ :「繁栄の条件Ⅱ」
◆ 微差が大差に(38年間に起こったこと)
倫理の勉強を38年間やってきた
最近になっていつも思うことがある
倫理をやり続けた人と
やっていなかった人の差は歴然としている
1年 2年ではわからない
5年 10年では少し開いたのかなあ
20年 30年だともう決定的な違いがあり
追いつきようがない状況をたくさん見ている
長岡市倫理法人会はモーニングセミナーを1393回やってきた
会を運営していく中で 今までに波も何回かあった
会員をやめて もうすでになくなった会社もたくさんある
長岡駅前の大手門一帯を大手通りという
以前は長岡人であれば商売をやりたい一等地だった
あらゆる商売が大手通りに集中して出店していた
今はシャッター通りになっていて
デパートも4つあったがすべてなくなった
あらゆる商売は
今日は いいかもしれないけど
明日は わからない
◆ 原信スーパーさん躍進の秘訣
元は”せともの屋”さんだった原信スーパーさんは
時代に適応し いち早くスーパーマーケットを開いて
あれよあれよという間に地元に展開していった
当初はおかしなことを始めたなあ
自分でカゴの中に入れて買い物をするなんて
アメリカかぶれでおかしくなったんじゃないかと言われていた
それが今では大発展した
私はロータリークラブでも大変お世話になった
新潟県倫理法人会の2代目会長でもある
梅干屋さんのQCサークルに見学に行ったら
「QCサークルに興味があるならウチの大会を見に来ませんか」
と原信スーパーさんにご招待されたことがある
結婚式会場を借りて
300チーム(現在500チーム)参加する一大イベント
一部上場企業のQCサークルだから
どんなすごいことをやっているのだろうと興味津々だった
ところが発表された内容は
コロッケをつかむトングを増やしたというようなお話で
お客さまが袋詰めするのに使用するトングを
今まで2ヶ所に置いていたのを 売り場を伸ばして4ヶ所に増やしたら
売上が3倍になったというお話をされたり
キャベツの並べ方を変えたりとかのお話ばかり・・・
「どうですか」と聞かれたので
「いやーよくわからないですね」と答えた
「今日は最高のQCサークルだった」と言われたので
私は「えっ」と思った
今までは 高名な経営者 評論家 学者の話を
一所懸命聴いてきたけど役に立たない話ばかりだった
ところがQCサークルは現場の改善のお話で
誰でも思いつきそうなお話ばかり というより
現場のおばちゃんじゃなきゃ気がつかないお話ばかり
私はこれを30年間やってきたと言われた
すべて現場のこと 現場の改善のお話で
どうしたらお客様が喜んでもらえるか
どうしたら社員が働きやすくなるかがテーマの中心だった
机上で数字をにらんで
どうこうと理屈をこねても現場は変わらない
◆ 眼に見えないところに力を注ぐ
お昼休みのNHKニュースで
スーパーマーケットの袋詰め大会をやっていた
近所の原信スーパーさんのお店が優勝した
「アーこの子 この子よ!」
家内が画面を見ながら
お店で知っている子のことを喜んで説明してくれた
原信スーパーさんでは買い物をすると
全部袋詰めしてもらえる
袋詰めの方法が徹底しているのだ
卵は割れないように入れます!
牛乳は角が当たって袋が切れたりしないようにします!
袋詰めのやり方を丁寧に解説している
QC活動の成果がそこに表れている
大手スーパーが長岡駅前に進出してきた時も
堂々と迎えうち やがて大手スーパーは撤退していった
こういう眼に見えないところに
力を注ぐこと お金をかけることが大事だ
米百俵の精神と同じ
今食べてしまえば百俵で終わりだが
教育に力を入れて百俵で学校をつくり
人材を育て それが将来 千俵にも万俵にもなる
弊社でも社員教育や研究開発に力を入れている
そして研究発表を精力的に行ってきている
研究開発型の集団に変えようとしている
◆ 家系分析 (配布資料から一部抜粋)
事業経営に倫理をぜひ生かしていただきたい
そして長年の間に家業が代々伝わっていくことが大事だ
円福寺さんのように125年継続されて
いるのは大変素晴らしいこと
家系分析は代々の夫婦の愛と性の歴史
全人的な自己の由来と素因を解明する方法である
代々の生活において造成されてきた
内在する目に見えぬ蓄積されたものが
人の行動基準に影響し 深い関わりあいを持っている
個人の肉体 心因 優勢素因としての徳
劣勢素因としての不徳の造成
継承してくる過去からの生命の内容を
3代以上にわたって分析することが必要
◆ 企業と家の生命を永続させる基本(配布資料から一部抜粋)
個人の力では企業の永続性は不可能
企業と家の生命を永続させる基本は4つある
1、名跡の継承 (なまえ 跡 あしあと)
2、祭祀と家業の正しい継ぎ方が企業の後継者を育て永続させる
(神や祖先を祭ること)
3、家業 (一家の生計のための職業 代々の家業)
4、家産 (一家の財産 身代)
京都府市制100周年での100年以上続いている老舗調査によると
703家すべてが家訓を持っていた
大阪府市制100周年でのアンケート調査でも
全ての家や会社が 家訓やその精神を伝え
生き延びるための知恵を文言で伝えていっていることがわかった
薬局関係では 田辺製薬延宝年間に創業し330年
武田薬品は天明年間に創業し230年経過
しっかりと暖簾を守ってきている
◆ 我が家の家訓10ケ条制定!
40歳の誕生日の時
これまで生きてきて自分なりに感じたこと
これからやるべきこと 伝えるべきことをまとめて
我が家の家訓10ケ条にまとめあげた
お金はどうしようもないほど持つ必要はないが
イザという時お金がないと何もできない
お金がなければ心が貧しくなる
このことを家訓では
「恒産なきは恒心なし 日頃より貯蓄を心がけ
大局への備えを怠らぬこと」
と表した
造り酒屋を営んでいた祖父が父によく言っていたことがある
銭は貸してもハンコだけは貸してはならないぞと
父はそのことで大変苦労したことがあった
次男が車を買いたいので
保証人になってくれと頼んできたことがある
その時 自分の能力で買えないものは
買うんじゃないと次男の要求を突っぱねた
これらのことを家訓では
「お金は貸しても印鑑は貸すな
必要なお金は喜んで「サット」出せ」
と表した
家訓10ケ条を制定したことにより
自分自身を戒め 子供たちに伝える努力をすることができた
◆ 家業繁栄への道
倫理の学びを通し
制定した家訓も伝わったのか
子供たちもしっかり育ってくれた
倫理を学んで実践していくと
必ず成果は上がる
5年真剣に取り組めば
家庭も会社も変わってくる
弊社でも 一味違った調剤薬局や
駅の中に医療タウンを造ったりしている
時代が変わっても変えてはならないもの
時代とともに変えていくもの
原理原則を守り
それを次の世代にきちんと伝えていき
地域社会に貢献できる企業として
家業繁栄への道を歩んでいきたい
本日はありがとうございました!
参加者は6社7名です。
今回は、上村SV様から8月11日の幹部研修と懇親会、8月12日のMSとその後の朝食会と4度直接ご指導いただく機会を得ることができました。経営者としての考え方や新潟県や長岡市での倫理法人会のご活動のエッセンスもご指導いただくことができ、ラッキーでした!
ラッキーついでに尾道市倫理法人会の普及活動にも”カツ(活・克・勝つ)”を入れていただきました。
上村SV様、遠方よりお越しいただき、本当にありがとうございました。
さて、次回8月19日(木)のMSは、福山東倫理法人会 会長で福山中央スズキ(株) 代表取締役 塚本政樹様をお招きいたしまして、テーマ「チャンスの女神は即行が好き」のご講話となっております。
塚本会長の元気を感じてみませんか。
多くのご参加お待ちしております!! (Web管理人)
2010年8月17日 11:22 AM | カテゴリー:経営者モーニングセミナー活動報告 |


